お疲れ様です。
百花繚蘭の店主です♪
本日も「百花繚蘭」に足を運んでくださり、誠にありがとうございました。
ガラス越しに中庭の緑が夜の風に揺れるのを眺めながら、片付けの手を進めていると、ふと今日のひと皿ごとに交わされたお客様の笑顔が思い浮かびます。
さて、ぐっと冷え込みが強くなってきた今日、
まかないは身体も心も温めてくれる一杯にしました。
使ったのは、名古屋人の心の味――サンジルシの「料亭赤だし」。

この味噌の力強さと香りの奥行きを、どう料理として生かすか。
そこに少し遊び心を加えて、今日は“ラーメン”という形に落とし込みました。

具材は、白菜・パプリカ・青菜・ヤングコーン。
ごま油を効かせて強火でざっと炒め、
香ばしさとほんのり焦げた香りをスープの中に閉じ込めます。
ごま油の香りが立ち上がった瞬間、
厨房の空気が一気に“冬のまかないモード”に変わるんです。
スープには赤だしの深い旨味とほのかな甘み、
そして仕上げに落としたバターのコクとまろやかさ。
味噌とバター、油と香り――
相反するようでいて、実はどこかで手を取り合うような、
絶妙なバランスを見せてくれる組み合わせです。
麺をすすりながら、スープの底に沈んだ炒め野菜を掬い上げると、
そのたびに違う味と食感が現れる。
“味の景色”がどんどん移ろっていくような、
そんな一杯になりました。
添えたのは、きのこの炊き込みご飯。
ふくよかな香りと赤だしのコクが重なって、
ラーメンというよりまるで一つのコースのような満足感。
名古屋の味噌文化の中で育ってきた自分にとって、
赤だしは単なる調味料じゃなく“記憶の味”。
子どもの頃から慣れ親しんだ味を、
料理人として新しい形に変えていく――
それもまた、百花繚蘭らしいまかないの楽しみ方かもしれません。
ごま油の香りと赤だしの深みが交差する“究極の味噌バターラーメン”。
今日も一日、身体の芯から温まりました。
では、また明日(^з^)-☆
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「百花繚蘭の営業終了後」
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店主 渡邊 宏樹
女将 渡邊 美香